送達日と2週間の期間
控訴は、原則として第一審判決書等の送達を受けた日から2週間の不変期間内に提起します。現実に本人が読んだ日とは限らないため、送達の方法と記録を確認します。期限の計算を自己判断で先送りしないでください。
控訴状は第一審裁判所に提出します。郵送なら発送日で当然に間に合うわけではありません。必要事項、手数料、提出方法を確認し、提出の完了を確かめます。
控訴理由と記録の準備
控訴状に具体的な理由を記載しない場合、控訴提起後50日以内に控訴理由書を提出する必要があります。控訴の2週間の期間と理由書の期間を混同せず、まず提起の期限へ対応します。
判決、訴状・答弁書、準備書面、証拠、期日調書、尋問記録等を整理します。新たな代理人に依頼する場合は、事件番号、裁判所、送達日、希望する変更と資料の所在を伝えます。
2026年の電子手続きと執行
2026年5月21日に改正民事訴訟法が全面施行され、電子申立て・電子送達等の制度が導入されました。訴訟代理人の弁護士等にはオンライン提出が義務付けられる仕組みがあります。事件の提起時期や経過措置、手続きの種類に応じた確認が必要です。
電子送達の場合も、どの時点で送達となるかを確認し、期限を管理します。従前の紙の手続きの感覚だけで受領日を判断しないことが重要です。仮執行がある場合は、控訴と執行停止等の対応を分けて検討します。
相談前に整理すると役立つ資料
- 判決と送達日・送達方法が分かる資料
- 訴状・答弁書・準備書面と提出済み証拠
- 期日・尋問の記録、追加したい証拠
- 裁判所・事件番号、求める変更のメモ
経緯、希望する解決、相手方の主張を日付順にまとめると、争点を整理しやすくなります。資料がすべてそろう前でもご相談ください。裁判所や契約上の期限がある場合は、その書類と日付を先にお知らせください。
よくあるご質問
判決を読んだ日から2週間ですか。
送達日が基準で、本人が読んだ日とは限りません。送達の方法・記録を確認します。
理由がまとまるまで控訴を待てますか。
控訴の期間と理由書の期間は別です。理由の整理を待って控訴期間を過ぎないよう、先に期限へ対応します。
資料が全部そろっていなくても相談できますか。
お手元の資料と経緯から、不足する情報と次の対応を整理します。期限が迫る書類がある場合は、その日付を先にお知らせください。
話し合い中なら請求期限は止まりますか。
話し合いだけで当然に止まるわけではありません。請求の種類、起算点、時効の猶予・更新等の要件を確認します。
根拠法令・公的資料
法令・制度の確認日:2026年10月11日。契約・相続・事故・訴訟の時期や経過措置、具体的な事情により適用が異なります。